登戸の地価は4年で+11.2%上がった。人気の裏返しだ。だが駅地点の想定最大浸水深は4m。立地と地形の数字が逆を向いている。順に切っていく。
登戸の洪水リスク|駅地点の想定浸水深は最大4m
駅地点は洪水リスク高。想定最大浸水深は4m。3mで木造1階は水没する。4mはその上、2階の床面に届く水位になる。
想定最大浸水深
リスク 極高
4 m
2階床下以上の想定
駅地点・1000年に1回クラスの想定最大規模降雨を前提としたシミュレーション
ただし前提を外してはいけない。この4mは確定した未来ではない。極端な前提での最大値だ。その上で水深4mは1階の生活を成立させない計算になる。対策は単純だ。寝室と避難動線を上階に置く。これだけで垂直避難の前提が変わる。
液状化リスク|地形分類は「後背湿地」
地形分類は「後背湿地」。理由は地形の成り立ちにある。後背湿地は河川の氾濫で水と細かい土が溜まってできた低地。地下水位が高く、ゆるい砂層を含む。この条件は強い揺れで地盤が水のように振る舞う土台になる。
液状化リスク(地形分類)
後背湿地
やや液状化しやすい
購入を考えるなら、地盤改良の要否を事前に確認しておきたい。
地価から見た登戸|坪約125万円、4年で+11.2%
地価は38万円/㎡。1坪換算で約125万円。住宅地としては高い水準にある。多摩川沿いの利便性が価格に乗っている。地形リスクと人気が同居する街だ。
公示地価(住宅地)
38 万円/㎡
1坪 約125万円 ・ 2地点平均
2020→2024 +11.2%
注意点を1つ。この38万円/㎡は公示地価2地点の平均。実際の売買価格や個別の物件すべてに当てはまる数字ではない。あくまで目安として見る。登戸は防災や地盤への初期投資を織り込むべきエリアと言える。土地代だけで判断すると、後背湿地と4mのコストが見えなくなる。
まとめ
登戸は坪125万に後背湿地と4mが乗る。人気は本物の計算だ。俺なら地盤改良込みで買う一択。
データについて 国土交通省 ハザードマップポータル(想定最大規模・駅地点判定)(2026年6月時点)
データについて 国土交通省 不動産情報ライブラリ(地価公示・住宅地)(2026年6月時点)
